今日の手術は受け口のセットバック手術でした。
顎変形症手術や外科矯正手術は「噛み合わせを整えること」が治療の唯一の目的です。でも、患者様は顔が綺麗に治ったらいいなと、皆さん思っています。
そこで手術中に大切なことは、剥がした皮膚や粘膜を一度戻してみて、手術中にお顔の状態を確認することがとても大切です。
そんな単純なこと‼︎って思われるかもしれませんが、オペレーターの執刀医は、手術を的確に、安全に行うことに必死ですから、そんなことにまで、気が回りません。
でも一番大切なことです。
反対咬合の状態はこのような感じで、下の歯が上の歯よりも前にあって、ラーメン、おうどん、おそばが噛みきれません。反対咬合の患者様、受け口の患者様、しゃくれ患者様の切実な悩みです。
下の歯が上の歯よりも出ている状態をまずは治すこと。
ちょっとわかりにくいのですが、下の歯が上の歯の下(中)に入って治りました。
それから、このように剥がれた粘膜や皮膚を元に戻してみます。
皮膚を戻してから、
おとがい唇溝
唇の上下の位置
顎の先端の形
を確認して、もう一度、噛み合わせも確認します。
この工程がないと、しっかり噛めて、美しい横顔にはならないのです。
受け口、反対咬合、シャクレセットバック手術は120万円と麻酔代10万円
143万円(税込)
手術費用には、お薬、診察、手術後用歯ブラシ、うがい薬、レントゲン検査などがすべて含まれています。
手術後に歯列矯正をしたい場合は、77万円(税込)でマウスピース矯正ができます。マウスピース矯正治療には、診察、保定装置、レントゲン検査、シミュレーション検査、セットアップ費用、5年間のやり直し治療が含まれています。