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極端な出っ歯の改善- 出っ歯セットバック手術

治療について

上アゴが骨ごと前に出ている場合は…

少々の出っ歯であれば、愛嬌のあるお顔立ちに見えますが、程度が強くなれば嫌味っぽい顔(漫画ドラえもんの登場人物"すねお"の口元)に見られますし、特に笑った際のお口元が審美性を欠く事になります。

上アゴが骨ごと前に出ている状態、いわゆる出っ歯の治療は、歯並びの矯正だけでは完璧な美しさは得られません。

上アゴの骨を後方に移動させるだけで、理想のエステティックラインに形成します。

美しさに重点をおきながら、かみ合わせも整えられます。出っ歯セットバック手術という方法です。

治療方法は、上の左右4番目の歯を抜歯し、骨を後退させる手術です。

術後の腫れは非常に少なく、手術時間は約60分です。

メリット ① 手術が短時間で終了(60分)する。
② 入院の必要がない
③ 奥歯の状態は変化しないため、手術直後より食事が出来る。
デメリット ① 奥歯のかみ合わせが、矯正歯科学的な基準咬合に変化しない。
② 虫歯や歯槽膿漏に関係なく、骨を後ろに下げるための抜歯が必要
③ 歯の角度と骨の角度の調整が難しい

 

出っ歯セットバック手術 治療の流れ

1. 切開

局所の疼痛刺激、止血効果のため、粘膜切開並びに手術剥離予定部に8万倍エピネフリン添加局所麻酔薬(2%リドカイン)を注射します。局所麻酔薬が奏功したのち、両側第一小臼歯に縦切開を加えます。

2. 剥離

切開部から粘膜骨膜弁を形成しながら剥離します。前方は梨状孔まで、下方は付着粘膜ギリギリまでトンネル状に剥離をおこないます。鼻腔側は鼻腔粘膜ならびに、神経血管束に損傷を与えることなく、骨切りに必要な剥離にとどめます。

3. 抜歯

骨切りに先立ち、両側の(小臼歯)を抜歯します。

4. 骨切り

縦の骨切り線相当部の口蓋側歯肉骨膜を、粘膜剥離子を用いて剥離し、 サジタルソウを用いて両側犬歯、第二小臼歯を損傷しないように骨切りをおこないます。

縦の骨切り線は、梨状孔から連続し、犬歯の歯根尖からさらに5mm以上離れた上方に設定します。サジタルソーとレシプロケーティングソウを併用して水平骨切りをおこないます。 鼻粘膜の損傷を防ぐために、ピエゾサージェリーを併用します。

正中口蓋縫合部は15番メスを使用して粘膜切開後、ストレートリンデマンバーのショートを用いて、骨切離をおこないます。
縦の骨切りラインより、ライビンガーチゼル5mmを使用し骨切離を完成させます。
骨切り完了後は、骨切離用チゼル5mm、7mm、10mmを使用し、セグメントを可動化します。

5. 骨切り後の骨片の調整、固定

縦の骨切り部の余剰な骨を、ラウンド骨バーを使用して、予定したかみ合わせが得られるように削除、調整します。 経皮的な観察を行いながら、シルエット、プロファイルを調整し、術前に模型上で作製した予定の咬合状態を確認したあと、0.4mm鋼線を用いて犬歯、第二小臼歯間を結紮、固定します。また、梨状孔と上顎洞前壁を0.4mm鋼線を用いて補強します。

6. プレート固定(補強)

チタン製マイクロプレートを用いて骨片の固定をします。 セグメントの移動後の口蓋骨部の間隙に、切削後の縁部から採取した小骨片を調整して挿入することもあります。

また、鼻の変形を防ぐために、鼻中隔部分への削除骨片を挿入し、鼻中隔延長や鼻中隔の補強をおこなうこともあります。

7. 閉創

粘膜骨膜弁を元に戻し骨膜、筋層、粘膜に各層縫合閉鎖し、手術を終了します。

 

出っ歯セットバック手術の手術後ケア

犬歯、第二小臼歯間を、細いワイヤーで結んで固定しています。このワイヤーは3~6ヵ月後に抜去します。抜去にかかわる費用は不要です。また、ワイヤーをカットするだけですので、痛みはありません。

また歯の隙間が出来る場合は術後早期より審美補綴や矯正治療を併用しております。 すき間がまったく目立たなくすることが出来ます。 歯列矯正の要不要は、術前のカウンセリング時に判断していますから、安心して手術を受けていただけます。

出っ歯セットバック手術のPOINT

矯正では通常1~2年がかかりますが、出っ歯セットバック手術は、60分で噛み合わせと見た目の両方の出っ歯を治すことがでる施術です。

横顔は、額~鼻~口元~顎先にかけてのバランスが大切です。 理想的な横顔を表す審美三角を基に、お一人お一人に合わせて診断、デザインをしています。 下顎自体が引っ込んでいる場合には、下顎分節骨切り術で下の歯を前方に移動させることも可能です。 術前にはセファログラム分析(頭部X線規格写。真)、歯列模型による詳細な治療方針を立てています。

上の歯が前突している方は、下顎も出ていたり、前歯どうしのかみ合わせが合っていない場合、顎(あご)の長さも同時に気になられる方が多いのですが、 その場合には上下顎を同時に後退させることやアゴの長さを同時に短くすることも可能です。

上下の歯をワイヤーで固定する「顎間固定」の必要はありません。
日帰り手術のため、入院は不要です。
翌日より通常のお食事が召し上がれます。
口の中からの施術ですので、傷が全く顔に残らない画期的な手術方法です。

 

出っ歯セットバック手術の特徴

施術時間 約60分
治療期間 1日の手術で、日帰りでお帰りいただけます。
麻酔 静脈内鎮静法または全身麻酔
腫れ具合 ★★★☆☆
ダウンタイム 1~2週間
口腔内抜糸 14日目
抜糸 10~14日目。
最先端の溶ける糸を使用しておりますが、基本的に抜糸をおこなっております。

料金(税抜き)
出っ歯セットバック手術 800,000円~1,500,000円

 

その他セットバック手術メニュー