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仮歯について②

審美歯科だからこそできる治療。

前回に引き続いて仮歯について。

なぜ仮歯を入れるのでしょう。単にそれは見た目だけの問題でしょうか。奥歯なら見えないので入れなくてもいいのでしょうか。

今回はその重要な理由、役割についてご紹介いたします。

 

最終形態を確認するため

仮歯を入れることによって、最終的に出来上がる被せものの大きさや形だけでなく、発音、唇のあたり具合、フェイスラインとの調和、噛み合わせの状態などをあらかじめ決めることができます。そしてそれを最終的な被せものに反映していきます。

 

咬みあわせが変わらないようにするため

仮歯が無いと前後の歯や噛み合う歯が動いてしまい、精密な治療の際、型取りした時の歯の位置と変わってしまいます。最終的な被せ物がぴったり入るようにするためにも必要です。

 

歯が汚れないようにするため

お口の中には常に細菌が多く存在します。仮歯によって歯の表面に細菌が着くことを防ぐことができます。細菌によって汚染された歯は被せものを付けるときに接着力が落ち、虫歯になりやすかったり、そのため外れてしまう原因となります。

 

歯茎の形を整えるため

仮歯によって歯茎の形を変えることができます。調整を加えることで歯茎を周りとなじむような形に整え、最終的な被せものが歯茎にぴったり合う様に形を整えます。被せたら根元が黒く見えてしまうなどの失敗を減らすためにも重要です。

 

 

仮歯はとても繊細です。取れなくてはいけないし、取れてもいけない。地味な仕事ではありますが、治療の成功を左右する重要なステップの一つです。

しっかり噛めて美しい

機能と審美の両立をを目指すためにも皆様にもご協力を頂けたらと思います。

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