これは40年くらいの間、3ヶ月に1度メインテナンスを欠かさず続けられていた方のレントゲンです。
頻繁に歯ぐきが腫れて、膿の味がする。化膿止めの薬が手放せないとのことでした。
お口の中を拝見させていただくと、歯の表面は綺麗でした。
しかし、レントゲンを撮ると歯ぐきの中はレントゲンに映るくらい硬い歯石がたくさん付いていて、骨も下がり、重度の歯周病に罹患しています。
歯ぐきの検査をすると出血も多く、膿も出ています。
歯の揺れもありました。
初回の検査結果です。
赤丸が出血部位、緑ラインは膿が出ているところ、+は歯の揺れがあるところです。
数字はポケットの深さになります。歯と歯ぐきの溝(歯周ポケット)を、プローブという目盛りの付いた専用の器具を使ってポケットの深さを測定します。炎症の進み具合は、この深さによって判定します。3mm以下が健康な歯ぐきと言われていますが、5〜8mmのところも多数見られます。
この後、半年の間に4回のメインテナンスを行いました。
半年後の検査結果です。
出血が格段に少なくなりました。
膿もほとんど出なくなり、歯の揺れも少なくなっています。
左上(画像向かって右上)は歯周外科処置を行なっていますが、その他は麻酔をすることもなく歯ぐきの中まで歯石取りをしています。
(経過をみて患者様と相談して他の奥歯も歯周外科処置をするかもしれません。)
患者様も、腫れないし膿の味がしなくなった!薬も飲んでいません。と喜んでくださいました。
重度の歯周病でもこれだけ改善させることが出来ます。
歯ぐきの腫れや出血でお悩みの方はぜひお任せくださいね😊