今日の手術はおとがい形成の前額断骨切り、骨切除でした。
手術費用は、麻酔の費用も含めて全て込み込み費用で99万円(消費税込)でした。
顎のお悩みで多いのが、顎がでている!
顎がでている症状には
1、下あごの本体がでている状態(受け口、シャクレ、反対咬合):重症
この場合は噛み合わせも一緒に改善する治療計画を立てないと、手術後のお食事が取れないなんていう、大変なことになります。
2、顎の先っぽだけがでている状態(おとがい突出):軽症
今回の手術では、噛み合わせは変えないで顎の先っぽの形だけを整えます。
基準はEラインです。
人体の構造には矢状面、水平面、前額面の基本面があります。
矢状面は人体を前後方向から、左右に分けた面→下顎枝矢状分割骨切り
水平面は人体を輪切りにした状態で上下に分けた面→水平骨切り
前額面は人体を前後に分けた面→おとがい形成前額断骨切り骨切除
出っ張っている部分だけをEラインを基準にして、骨切りして、切除します。
出っ張っている部分が取れました。
バランスを整えるために、追加切除をします。
このくらい切除すると、きれいに整います。
切除する時のポイントは
下顎の下のライン(フェイスラインとの流れ)を整えてなめらかにする。
下の歯、下の唇、歯槽骨のバランスを整える。
下唇の下とあごの先の間に、くびれ(おとがい唇溝)を作る
下顎の側面との流線型(特に神経の出口がある、おとがい孔周囲の骨とのバランス)
です。
下顎の下縁をきれいに剥離をしておくと手術野が広く展開できるので、バランスの確認や形の確認がしやすくなり、格段にきれいに仕上がります。