審美歯科だからこそできる治療。
私なりのこだわりや工夫を紹介いたします。
今回は前歯のバランスについて。
審美には基準とルールがあります。
健康な歯を観察した際、歯の正中に対する前歯の角度は、やや内側に傾いています。そしてその角度は前歯から犬歯にむかうにつれ、大きくなっていきます。理想的には反対側の歯と左右対称に、鏡のようになることが望ましいと言われています。
しかし、あくまでも基準は基準です。健康的で美しいとされるバランスを考慮したうえで、診査・診断の後、一人一人にあった最適な治療と施術を行い、最大限の美しさを引き出さなければなりません。
写真は義歯です。最も前歯のバランスの審美性が求められる治療の一つに総義歯治療があります。今回は前歯の形を魅せるために、ルールを守ったうえで、あえてきれいに並べずに、少し捻ることによってそれぞれの歯に立体感をあたえ、前歯の美しさを強調しました。
これで笑顔が引き立ちますね。