顎のお悩み改善【アゴ後退手術】
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アゴ後退手術の選択肢
代表的な手術法として、下記手術をおこなっています。
カンファークリニックのアゴ後退手術
当院では、横顔の輪郭美の基準線であるRickettsのE-ラインなどをもとに骨切りラインをデザインをし、オリジナル骨切術で自然な変化をもたらす事を心掛けています。突出している顎(アゴ)、しゃくれている顎は、当院オリジナルのアゴセットバック手術で、確実な効果を出すことが可能です。
他院手術の結果、変化がなかったという患者様の多くは、オトガイ部分の筋肉群が発達しているため、単に骨を削っても効果が得られないからです。
当院の手術前のカウンセリングでは、顎先だけを評価するのではなく、顎全体のバランスや顔全体のバランス、かみ合わせなどの機能性も評価しながら、治療計画を提案致します。
美しいオトガイは「適度な長さ・突出」が重要 |
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オトガイの横顔における突出度合いを評価するには、RickettsのE-ラインが有名です。 この基準は、鼻尖とオトガイ最突出点を結ぶ線E-ラインに対し、 口唇がやや内側かそれに接することが望ましいという基準線です。 突出している顎(オトガイ)、しゃくれている顎は、オトガイの骨切り、骨削りで改善します。 オトガイが突出している方は、同時に歯の噛み合わせも反対咬合の方もいらっしゃいます。 その場合にはオトガイのみではなく、分節骨切りで下顎の歯も含めて全体に下げる場合。 IVROなどで全体を後方移動させる場合などがあります。 |
オトガイ前額断骨切り、骨切除術
当院では突出部を削るだけの手術ではなく、骨切りを行って改善します。後退させる量が大きく、移動量、削除量が自由です。切除される骨片の形態は、シリコン・インプラントのようにブーメランを描く自然なナチュラルカーブの再現が可能です。この骨切り改善法は、カンファークリニックオリジナル方法です。
前額断(frontal section)とは、正貌における正面水平面の輪切り状態を指します。本術式は突出している顎(オトガイ)、しゃくれている顎、とがっている顎、顎先端の左右差のある顎の改善に適応します。突出した部分のみを骨切り、骨切除をおこない、お顔全体と調和した顎の形態に整えることができます。
バランスの取れたきれいな顎=Esthetic-Line(E-Line)
顎先の位置の理想形態を知るには、Riketsが提唱するEsthetic-Line(E-Line)が1つの基準です。この基準に照らせば、バランスの取れたきれいな顎の形態とされています。
もう1つ大切な点は、咬合状態(嚙み合わせ)の診察です。Esthetic-Line(E-Line)は見た目の評価方法ですが、咬合状態(嚙み合わせ)は機能性の評価です。反対咬合を伴う場合は、オトガイのみの骨切り術や、骨切除術ではなく、下顎歯槽骨分節骨切り術または、下顎枝矢状分割術(SSRO)、下顎枝垂直分割術(IVRO)を適応する方が身体的な負担が少なく、機能性も向上し、一石二鳥の手術となる場合があります。オトガイのみの手術ではなく、下顎の歯、咬合、かみ合わせを含めて下顎全体に後方移動するだけで、オトガイ形態がお顔の状態に調和し、改善する場合があります。
一方、かみ合わせが正常咬合の場合や、咬合、かみ合わせ、反対咬合の改善を望まない場合は、オトガイ前額断断骨切り、骨切除術のみの適応です。
突出した部分のみの顎を輪切りにして切り落とすため、コンプレックスのあご先だけを切り落とすことが可能です。オトガイ(顎)前額断断骨切り、骨切除術を適応する場合、カンファークリニックでは突出部を削るだけではなく、骨切離、骨切除をおこないます。ですので、後退させる自由度が高く、再発がありません。切除した骨片は後日、お渡しすることも可能です。
オトガイ前額断骨切り、骨切除術のポイント |
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オトガイ前額断骨切り、骨切除術がおすすめの方
- 顎がとがっている
- 顎先の左右差がある
- 顎先に丸みが欲しい
- E-Lineを整えたい
- 顔がしゃくれている
- オトガイと下唇のバランスが悪い
- あごに梅干ししわができる
オトガイ前額断骨切り、骨切除術の概要
施術時間 | 約30〜60分 |
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治療期間 | 日帰り |
麻酔 | 全身麻酔または静脈麻酔 |
ダウンタイム | 大きな腫れが引いてくるまで、2週間程度です。 骨が治り、完全に形が整うまでは3ヶ月~6ヶ月程度です。 ※いずれも個人差があります。 |
費用 | 800,000円(税抜) |
オトガイ前額断骨切り、骨切除術で期待できる効果
- 顎先の突出位置が変わるので、お口もとが引き締まります
- 顎先にできていた梅干ししわが解消されます
- E-Lineが整うので、斜め、横から見たお顔のバランスが整います
- 顎の形態、オトガイ形態が整い、フェイスラインが整います
- 顎の重たさが消え、すっきりとした小顔効果があります
- 顎の左右差が解消されます
オトガイ前額断骨切り、骨切除術の流れ
骨の厚み、皮質骨の厚み、海綿骨(骨髄、髄質)までの距離により、さらに個人差がありますが、切除量としては少ない切除をご希望の患者様には突出部位から下顎骨基部まで4mmくらい、大きな変化を望まれる患者様には15mm以上の骨切除をおこなっています。
摘出した骨片は、お持ち帰り頂けます。
切除骨形態はオトガイ専用シリコンインプラントの形態に近似しています。
1. デザイン
カウンセリングでは下顎の形態、左右差、顎の段差、上下咬合状態、歯軸傾斜、オトガイ唇溝、下唇状態を診察し、顎先の切除すべき範囲、幅、長さ、高さを決定します。
2. 麻酔・切開、剥離
手術は全身麻酔あるいは静脈麻酔でおこないます。手術時間は30分です。エピネフリン添加のリドカインを使用し、局部麻酔を併用します。口腔粘膜を15番メスまたは、電気メスを使用し、切開した後、オトガイ筋、口輪筋、下唇下制筋を明示しながら、下顎骨骨膜に至り、下顎周囲をDe-glovingテクニックにより剥離し、オトガイ領域を露出します。
3. 骨切除
手術前にマーキングした骨突出部の範囲で、ボーンソーを用いて輪切り骨切り、骨切除を行います。削除量により、サジタルソー、オシレーティングソー、レシプロケーティングソーを使用し、切断面の表面はストレートドリル、チゼル、ライビンガー社製骨ノミを使用し、滑らかな曲面を形成して手術を終了します。海綿骨(骨髄)からの出血がある場合は、骨蝋、止血用コラーゲンスポンジ、止血用ノミを使用し、止血をおこないます。
4. 縫合
術野は生理食塩水にて小さな削除骨片を洗浄します。筋層や粘膜側の止血は、ボスミンガーゼ、トラネキサム酸ガーゼを使用して止血をおこない、術野の止血の確認後、PDS、バイクリルなどの吸収糸を使用し、骨膜、筋層、粘膜の各層縫合をおこないます。口腔粘膜は手術直後より、会話、飲食など可動性に富んでいるため、粘膜の再表層は緩めの縫合にして、可動時の規制がないよう(引き攣れ感の緩和)工夫をしています。
5. 術後
1時間ほどご休憩いただき、問題がなければご帰宅を頂けます。
手術後について
創部の圧迫 | 手術日の翌日までテーピング圧迫をおこないます。手術日の翌日にご自身で除去して頂きます。 |
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術後の通院 | 定期的な通院は不要です。患者様のご希望により、診察をしております。 |
抜糸 | 溶ける糸を使用します。手術後1か月ほどで自然になくなりますので、ご来院は不要です。 |
洗顔 | 圧迫用テーピング部位以外は当日より可能です。 |
入浴 | 軽めの入浴は当日から可能です。シャワーも当日から可能です。 |
メイク | テーピング除去後、手術の翌日から可能です。 |
その他 | 手術後7日間は、喫煙をお控えください。 |