ムーシールド
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ムーシールドとは?
3才児からはじめられる受け口のための治療法です。
就寝中にマウスピース型の矯正装置をくわえます。
3才児検診で反対咬合(受け口)と指摘され、先生は様子をみてくださいと言うだけで適切なアドバイスもないままで、とても心配されている親御様は多いと思います。
事実、乳歯期反対咬合児の80%以上は、永久歯においても反対咬合になるという文献もあり、お子様の将来を考えれば、できるだけ早い時期に治しておきたいというのが正直な気持ちでしょう。
そこで当矯正歯科では、3才という低年齢児でも負担の少ない就寝時のみの装着で、受け口を可能にするムーシールドという矯正装置を使用しています。この装置により、乳歯期反対咬合が改善されるだけでなく、永久前歯の正常な咬み合せへの誘導、咬み合せのための筋肉のバランスの改善、そして正しい成長発育へと促してくれます。その結果、難易度の高い反対咬合症例でも、早期の治療開始によりその後の難易度を下げるという事も可能になります。反対咬合すべてがムーシールドだけで治療できるとは限りませんので、最初に診断をいたします。
なお使用期間は約1~2年です。もちろん、その後は定期的に健診を継続していくことが重要です。
受け口の小さいお子さまにムーシールド
乳歯が生えそろったお子さまの、反対咬合(受け口)で悩んでいるお母さまもいらっしゃると思います。この時期の受け口は、骨格的な問題ではなく前歯の傾斜が原因であることが多くみられ、乳歯が抜けて永久歯が生えてくる時に、歯の向きが変わって自然になおってしまうこともあります。しかし、なかには永久歯の前歯も受け口になってしまい、前歯の矯正治療が必要になる場合もあります。
「ムーシールド」は、就寝時にお口のなかに入れて使用するマウスピースで、舌や口のまわりの筋肉のバランスを整え、筋肉の力で歯を動かす装置です。乳歯しか生えていない4歳ぐらいのお子さまから、受け口の治療をはじめていただけます。受け口のお子さますべてに、ムーシールドが有効なわけではありませんが、ぜひご相談いただければと思います。
生え変わりの時期のお子さまの矯正治療
混合歯列期は、乳歯から永久歯に生え変わる時期です。この時期に永久歯の並びが悪い場合には、固定式の装置をつけて、部分的に治療をおこなう必要が出てきます。骨格的なバランスの悪い場合や、歯の生えるスペースが不足している場合には、この時期に治療を開始します。